大塩湖(ショット・エル・ジェリド)


1DTコインに描かれるテュニジアの地図には、真ん中に変な形の空間があります。夏の乾季にはその形を変える、北アフリカ最大の塩湖・ショット・エル・ジェリドを表したものです。

この塩湖、真ん中に道が通っていて、ドゥーズ・トズール間を移動するのには必ず通る道です。車が塩湖に進んでいくと、あっという間に後ろの緑のオアシスが遠ざかり、見渡せど見渡せど湖(乾季の時は平たい地面、塩の塊なんですが)、そしてひたすら真っ直ぐに続く道。少しでも水が張っていれば(そしてカンカン照りでなければ)湖に映る空を楽しむこともできます。

途中、湖の真ん中に取り残されたバスを見るかもしれません。塩を採集した大きな白い山を見るかもしれません。何にもないところにぽつんと、派手なカフェがあるのを見るかもしれません。水平線の彼方で空が交わるのが見えるかもしれません。光の微妙なわざを見ることができるかもしれません。何があるかは、全て運次第。二度と同じものを見ることはありません。それだけに、この道を通るときは是非にその景色を楽しんでほしいと思います。

この塩湖の近くにビシュリーという小さな村があります。そこで撮った写真を紹介しておきます。雨が降った後だったので砂が綺麗に固まって、まるで岩のように見えるのがなんとも。この辺りには、このような椰子と砂の景色があちこちにあります。

日本人の友人3人と現地の子供たち。

 

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