10/5の記録


 ブルーグロットまで行くぞー!と心に決めて、バスは38番に乗りました。138番でもいいそうです。ヴァレッタから一直線に結ぶと空港が邪魔しているので、これを大回りするため、時間は30分ほどかかります。お値段は40c。

  ブルーグロット

 上から見たらこんな感じ。ボート(割引なしの大人2.5Lm)に乗って25分から30分の観光ができます。朝早く行くのがお薦めです。やわらかく、そしてまだ低い陽射しが洞窟の奥まで照らしてくれます。天然ミネラルによって様々に変色した岩を見ることもできます。なんといっても海の色が綺麗! マルタへ来たら絶対ここを見なきゃ!
 この写真は、バス停から少し歩いた公園(?)から撮れます。

 ブルーグロットから帰りのバスは後1時間はない!」とタクシーの運転手が騒いでましたが、せいぜい20分も待てばやって来ました。私たちは近くのzurrieqという町まで30分ほど歩きました。途中、花火工場があったり、ケイパーの実が生っているのを見たり、ハッルーブ(っていう、囓ると甘い種)を食べたり、のどかなマルタの散歩をしました。それもなかなか面白かったですよ。

 次はタルシーン神殿を見に行きたかったのですが、1時までだったそうで諦めました(午後の部なし)。紀元前3000年頃の神殿で、マルタにある神殿の中で最も装飾的、いろいろな絵や彫刻も見られるということで、是非に行きたかったのですが。

 もうひとつ行こうかなと思っていたアール・ダラムという洞窟は、新石器時代の人々が住んでいたもので、140mの鍾乳洞。かなり大きいものだったので行きたかったのですが、ヴァレッタに戻ったとき、そのままムディーナ行きのバス(15c)に乗っていたのです... あらー、アール・ダラムは?!

 ムディーナはマルタの歴史の中でも最も古い都があったところですが、今はSilent Cityと呼ばれるくらいひっそりしたところです。観光シーズンをはずれていくと、本当に人がいなくてしーんとしています。お隣の町ラバト(元はムディーナと一つの町だったがアラブ人が二つの町に分けた)の方は結構活気があるのに、こちらは生活の匂いがあまりしない町。

ムディーナの
土牢博物館入り口で

 ムディーナのメインゲートをくぐったすぐそこにあります。
 まず入り口でこのように写真を撮って遊びます(笑)。それから薄暗い、中世実際使われていたという牢の中へ入っていきます。ありきたりな人形展示なんですが、結構不気味です。中にはトイレもありますが、それだって昔は何に使われていたのやら。大体、首吊り人形の横にあるんだから...
 入場は大人1.15Lm。国際学生証で75c。

 あと見たものといえば、ムディーナ・エクスペリエンス。ムディーナの歴史がスライド上映で分かる、というもの。一体誰が録音したのか日本語でも聞くことができます(ところどころ切れてますが)。ヴァレッタにあるマルタ・エクスペリエンスは1時間くらいありますが、こちらは短く30分くらい。毎時ちょうどからやっていて、最終は16時。大人1.6Lm、国際学生証で半額。

ムディーナの大聖堂

 ヴァレッタの聖ヨハネのごてごてした内装に比べたら、すんごくシンプルですっきりしています。床にある墓標だって、骸骨なんかじゃなくて大人しい絵柄です。
 天井の絵も明るい色使いが鮮やかで綺麗で、壁のあちこちにマルタ語の碑があります。
 個人的には聖ヨハネよりも気に入りました。

 夜は、軽く食べた後にヴァレッタの劇場へ。

マノエル劇場

 ヨーロッパに現存する中では3番目に古いという劇場で、なかなかに大きい。今回はBOX席の安いのを5.5Lmで買いました。出し物はクラシックのコンサート。マルタは10月から5月まで芸術シーズンなので、出し物は無料・有料とも色々あります。
 よくよく見ると、このBOX席に描かれて言う絵柄は全部違うんです。ちょっとリッチな気分に浸れますよ。

 ヴァレッタの夜はほんとに暗いです。けど、コンサートが終わった後もバスは走ってましたから、問題ありません。

マルタバス

 お茶目でしょ。こういう個性あふれるバスがいっぱいなんです。

 今日もお疲れさまでした。明日はゴゾ島へ出かけます。

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