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カルタージュ(英語読みでカルタゴ)


 その昔、レバノンの方からフェニキアの王女・エリーサが国を逃亡してやって来ました。夫が殺されたため、彼女も死の危機に面したからです。彼女はカルタージュ(英語読みでカルタゴ)の地に降り立ち、時の権力者に牛の皮(ビュルサ)一枚の土地を求めました。権力者も牛の皮一枚くらいと思ってそれを許したのですが、彼女はなんとその皮をよって長い長い紐を作り、それでひとつの丘を囲んでしまったというのです(まるでとんちの世界)。

 こうして彼女が手に入れたのが、現在カルタージュ博物館の建つビュルサの丘です。最寄りの駅はカルタージュ・ハンニバルです。

 ガイドブックにはいろいろ書いてあるかと思いますが、まず入場料について説明を。
 「地球の歩き方・チュニジア」が発行された98年12月以降、日本人観光客の数がぐっと増え、そのせいか、観光系のお値段が値上がりしました。カルタージュの入場料も5.3DT(5.6だったかも)になっています。カメラ代は変わらず1DTです(2000年3月現在)。

 さて、観光はあれこれ回ってみたいものですが、車を使わずにカルタージュ(英語読みでカルタゴ)全てのポイントを回ろうとすると、とてもじゃないですが回りきれません。時間もなくなるし、その前に体力的にへばってしまいます。特に5月から9月の暑い時期、無理は禁物です。そういうときにお薦めなのが、メジャーどころだけ見てしまう!というもの。これなら、動く範囲は小さく抑えられます。
 まず、TGMをカルタージュ・サランボで降ります。東に歩き、トフェを見学します。その足でポエニ時代の軍港と商港を見(ぱっと見はそれと分からないので、地図で形を覚えておくとよいでしょう)、また海洋博物館を見たい人は見ます(アラビア語の魚の説明とか剥製展示物とか、わりと面白いです)、。それからTGMの線路の方に戻り北へ歩くと、アントニヌスの浴場へ行けます(途中にクリスチャン博物館もある)。もしトフェを見ず港から見るのならカルタージュ・ビュルサ、港も見ないのであればカルタージュ・ハンニバルで降りるのが一番近いです。

 アントニヌスの浴場で注意したいことは、北の方角に向けてカメラを構えてはいけないということです。大統領官邸があるので、うっかり写真を撮ってしまったら、警官が飛んできて没収・・・という羽目になるかもしれません。

 アントニヌスの浴場を見たら、そのあとはTGMの線路が高架になっているのでそれをくぐります。その先を右折すれば、ローマンヴィラはすぐそこです。この辺りで水などを買うと、観光料金でかなり高くなるので、チュニス(テュニス)で買っておくようにしましょう。ローマ時代の劇場は、ここから少し西に行くとあります。

 そのあとは、少し南下し、ハンニバル駅の前の坂道を上っていきます。これは裏道になるのですが、坂を上りきったら左折します(坂を下りないように!)。あとは舗装されていない道を、ただひたすらに上れば、そこがサン・ルイ大聖堂の壁になります。その壁を沿って右手に進めば(看板が立っている)カルタージュ博物館はすぐそこです。
 帰りは同じ道を戻り、ハンニバル駅からTGMに乗ります。これが一番手っ取り早くいいとこ取りができる方法です。

 他にもみたい!という人は是非タクシーをチャーターするか、体力を鍛えましょう。朝早く出かければ、かなり見れるかもしれません。

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