5/1 快晴。目覚めもさわやか。
でも肩イタイ。このベッド、っていうか枕が悪い…
外に干してた洗濯物はまぁまぁ乾いてる。この調子なら今日、日に当てれば乾くでしょう。
一人増えるから部屋替えて〜ってレセプションに言いに行ったら、まだ空きがないから同じ部屋にExtraを入れるって。いや、ほんとはもう少し広い部屋があるけど、少し高かったのよ。それで、20%上乗せの44ユーロ。まぁいっか。狭いけど。
〜今はカフェ、昔はイスラムの浄めの水場〜
空港までのバス停はホテルの人に教えてもらった。とても分かりやすかったので、迷わずスタスタ歩いた。エレフテス広場にあるバスターミナルにたどり着いたら、airport行きの看板はガタンと落ちてたけど、気にせず待つ。
すぐ来たバスに乗り込んだはいいけど、チケットが買えなくて。運転手さんに「チケットは買ってから乗るんだ」と教えられた。なるほど。アテネのバスはそうだ、って書いてたけど、クレタもそうだとは知らなかった。サントリーニはアラブ式だったし。
で、降りてからチケット代を払いに行った。運ちゃんに「気をつけろよ」みたいに、ポンって肩叩かれた。すみませーん。
イラクリオン空港のarrivalコーナーは狭かった。扉の向こうのバゲージコーナーが丸見え。3つしかない椅子に座って、ひたすら待つ。到着まで30分以上あるから暇や〜
10時20分が過ぎた。団体さんがバゲージを待ってるけどなかなか来ない。10時45分も過ぎるとさすがに不安になってくる。ずーとこっちを見てる空港の職員っぽいおじさんと、最初は目配せで笑って会話してたけど、いいかげん「こいつらまだいるのか?」って顔をしてる。私たちの顔が不安になりかけてるから、大丈夫か?って感じで見てる。
11時頃、問題のOA504便がちゃんと着いたのか、そのおじさんに聞きに行ったら、このモニタを見るんだよって教えてくれたんだけど、もうそこには載ってなかった。
それで、departure側に回って、オリンピックエアラインの窓口で、私の親友さんの名前を見てもらったら、「She booked. ...but she didn't fly. I don't know why but she didn't fly.」って、むっちゃ分かりやすい発音で言われた。私たちはThank youと言って立ち去るも、呆然。うぉー、どういうことやー? 相棒は「やってくれたわ…」と呟き、それぞれ事態を飲み込もうと現状を口に出したりして。
多少混乱しつつも、またバスで帰る。とりあえずホテルの名前は言ってある。連絡先も言ってある。後はもう、自力で来てもらうしかない。私は、相棒が遅れてきたのなら、大して心配しなかったと思う。相棒も、私が遅れたところで心配しないだろう。でも、私の親友さんは、海外旅行は不慣れだ。英語もどこまでできたもんだかわからない、とりあえず苦手だし。でも頭の中で文章は作れる筈だし、ああでも混乱したら訳が分からないかも…。私はたぶん、彼女に対しては過保護なのかも。とてもとてもかわいがってるのだ。たとえ本人にそう思われてなくても。
腹が減っては戦はできん、と中心部のベニゼル広場近く(っていうか、ホールの前)でサンドイッチと100%オレンジジュースを。黙々と食べて、少し落ち着いたんでホテルへ帰った。
〜ね、パニクってた証拠に、ここまで写真が実は一枚もない〜
と、ホテルのおっちゃんに呼び止められた。タイの乗り継ぎが遅れたっていうFAXが阪急交通社から来てた。今回阪急交通社にチケットを手配してもらってたのだけど、まさか阪急交通社を使ってくるとは! 凄いなとちょっと感心。かなりホッとして、じゃあ今日は近辺をうろつこうって、私たちはそのままヴェネチア砦まで行ってしまう。ふつうに混乱してたんだよね、だから、置手紙を用意していこうとか、何も考えなかったのよ…。
〜ヴェネツィア砦・外観〜
びゅうびゅうの風。昨日と打って変わった青空。港の外と中じゃ、海の荒れ方、色まで違う。砦の中へ入ってみると、どこかで見たことあるような景色。ああ、そうか。シリアのクラック・デ・シュバリエの中の感じにちょっと似てる。あの十字軍の城に。
扉の中とか覗きまくり。電気のないところは懐中電灯(準備万端♪)で照らしてみたら、砲丸ばっかりがうず高く積まれてた。後から来たカップルに「見る?」って言って照らしてあげた(こういうの好き)。
〜ヴェネツィア砦の中〜
屋上まで上がると見晴らしがいい。日本人に会った。今回の旅行では初。「こんにちは」って会話したら、「昨日も今日も閉まってたよ。今日はクノッソスも閉まってて、ここくらいしか来るとこないよ」と言われた。えっ、やっぱりか! 今日はメーデーなのだ。
というわけでホテル方面に戻ることにして、時間つぶしに土産を見つつ、観光バス?Happy Trainに乗ってみた。でも、全然観光っぽくなくて、ぐるっと城壁沿いを中心に市内を回るんだけど、生活の匂いの濃いとこばっか。お世辞にもキレイと言えないし、中流どころか下級層なご家庭まで見えちゃう感じのコース。ごみごみした町の中も同様に通っていく。私たちはよかったけど、他の客はどうだったんだろう?!
〜観光カー・Happy Train。ハッピーになれた?〜
ホテルに一旦帰ったら、親友Sが来て出て行ったと言われた。ホテルのおじさんは「君たちが出て行ったから、ここで待ってたらいいよ、って言ったんだけど、彼女は英語があまり分からなかったから」って。でも、まぁ、ここまで着いたんだ。
私たちは感心して部屋に戻り、メモを残して出かけることにした。このときには結構余裕があったんで。
またベニゼル広場に出て、アイスを食べ、明日見て回るべき店をチェック。でも今日はメーデーでどこも見れないなら、どうしよう? 教会くらいなら見れるかな?と見たい教会目指して歩いてたら、へんぴなところで声をかけられた。「malka!」 あ!
よかった〜♪ 見つかってよかった。なんでこんなとこにいたの? 会うなら絶対広場だと思ったのに! 聞けば彼女は、私たちが目指していた聖ミナス教会に行ってきたところだって言う。じゃあ案内してもらおう! ……でも、彼女はあんまり道を覚えてなかった。
それで、2回も人を捕まえてカタコトのギリシア語で「プ・イネ・アギオス・ミナス?(聖ミナスはどこですか?)」って訊いた。だって、英語通じそうになかったし。答えはジェスチャーで教えてもらう。それを復唱(っていうか真似)をしてから「Ευχαριστώ(エフハリストー:ありがとう)!」って言う。たいしたことないけど、通じると嬉しい。
親友Sは、タイで遅れることが分かった時点で、パニックに陥って、そのときにチケットの裏に書かれてた、阪急交通社の24時間緊急電話番号を見つけたのだそうな。アテネまでの飛行機では、隣のギリシア人に「困ったことがあったら電話しておいで」って電話番号をもらってしまったらしい。アテネについてからは、タイ航空が遅れて乗継ができなかった、どうしたらいいの?って全て筆談でオリンピック航空に手配してもらったそうな。なんでも口頭だと通じなかったんだとか。んで、クレタの空港からホテルまでは、ホテルのサイトを印刷してたので、その写真を見せて「ここに行きたい!」って連れてきてもらったんだって。
そうか、いやはやよく来た。一時はどうなることかと。…とか感心してたら、ホテルに着いても伝言もなかったし、フォローがなってない!等と怒られました。ごめんよ〜。私らもパニクってたんだよ〜。
〜聖ミナス教会〜
聖ミナス教会を見て、ホテル方面へ戻るとき、観光客のフランス人のお姉ちゃんと英語で話をした。「日本人は少なくていい。フランス人ばっかりでイヤだ」って。よく分かるぞ、その気持ち。同国人が少なければ話をしようと思うけど、多かったらもう母国語が聞こえてきただけでイヤなんだよね…。
親友S(といつまでも書いてたら怒られそうだな)の水を、昼のサンドイッチ屋さんで買って、ホテルに帰る。ホテルのおじさんに「会えたのか!」って喜んでもらった。Sだけシャワー浴びて、ぼーっとしてから18時過ぎにレストラン求めて旅立つ。
目的の店は既に存在しなかったのだけど、出向いたところにタヴェルナが一軒あったので、入ってみた。カラマーキア(イカのフライ)とムサカ(ギリシア料理でおそらく一番有名?な、グラタン料理)が絶品だった。サービスも良かったし(デザートにフルーツの甘露煮だか砂糖漬けだかが出た)、量も値段(3人で15ユーロだった)も満足だった。なにより、この旅行中で一番おいしかったムサカは、ここの店のだった。具がたっぷり入っていて濃厚でやわらかく(私が食べたナスだけ固かったけど!)、ホワイトソースの味が良かった。
…でも残念ながら、私はこの店の情報を持っていないので、みなさんにお伝えすることが出来ません。覚えていることといったら、「確か、Happy Trainでこの道の横を通ったかな?」ということと、エル・グレコ公園の隣のOTEの横を西へ下っていった方向にあって、突き当たった道の角にあったということくらい。誰か見つけたら教えて下さい。
さて、そんなこんなで満足してホテルに帰った。洗濯・シャワー。3人いたら洗濯物も多くて、干すところが微妙に足りない…。
さ、明日も早いからさっさと寝よう(とか言いつつ、大抵いつも日記や葉書を書いてる私が遅い)。