ギリシア旅日記クレタ島2日目

クノッソスからの道

〜クノッソスからの道〜

アナログ接続の人に優しくないページです、ごめんなさい

5/2 今日は早起き。6:30。

 他の二人がドライヤー(相棒T持参)で洗濯物を乾かしている間に時間がたって、9時過ぎくらいにチェックアウト。フロントでチェックアウトをお願いしたら、お兄ちゃんがおじさんを呼びに行って「Ποια(ピヤ)?」「Τέσσερα(テセラ)!」(どこ? 4!)って会話がなんか面白かった(だって、ピヤってかわいいんだもん。whichの意味です^^)。

 荷物はそこで預かってもらうことにして、ベニゼル広場のパン屋でほうれん草パイを買って、そのすぐ前のバス停でバスを待ちながら食べ(朝ごはん)、クノッソスへ向かう。

 クノッソス入り口では、「本日無料」の張り紙と共にチケット売り場が閉まってた。日曜日で入場無料だった。わーい、ラッキー♪ 今日来てよかった。しかも、朝は少し曇り気味だったのが、しっかり晴れてきた。まさに遺跡めぐりにはぴったり?!

クノッソス宮殿の一部

〜宮殿の一部分だけが残る〜

 宮殿は、建物として残ってるのが少なくて、そのでかさがまるで分からない。それでもあちこち修復中みたいに骨組んであったりして、中途半端で写真もうまく撮れないし、この先ダメって紐張ってあるし、おもしろくない。
 例によって、二人の同行者に除け者にされながら行く。相棒Tは私の大学時代の友人で、親友Sはそれこそ小学校時代からの幼馴染。で、二人は私が拗ねるのを分かってて、二人で意気投合して行ってしまう。むぅぅぅ! それも面白くな〜い! でも何か言ったら余計からかわれるだけなんで、黙っておくことにする。

 さて、イルカのある部屋を写真に撮ろうと並んでたら、後ろのおじいちゃんたちが「...japonaises」とか言うんで、くるり!と振り返って「Oui, japonaises.」て言ってあげたら、おじいちゃんちょっとびっくりして「Oh, enchanté(はじめまして)」「enchantée」って握手。その後、これは何年ごろのものなのかとか何とか質問してたようだけど、さっぱり分からなくて「je ne sais pas...(私は知らない)」と返して会話が終わりになりました。ああ、勿体ない! なんか悔しい。……なんにせよ、フランス人観光客ばっかりでした。

複製された女王の間のイルカ

〜複製された女王の間のイルカ〜

 一箇所だけ、下方に階段を下りれるところがあって、水路を確認してかなり階層があったのを理解できた。もうその辺りは木々に囲まれて雑草が生えているようなところだったけど。
 私はこういう遺跡に来ると必ず水路を見つけては水の流れてるのを想像して楽しむ。うわぁ大きいなぁとか、そのつなぎ方とか。ここの水路らしき凹みは、まっすぐ伸びているだけじゃないの。なんでこんな形にしたんだろう?って思うくらい、ところどころに小さい四角い空間を作ってくれて、またまっすぐ下へとまた右左へと伸びていってる。水路好きな(でも専門的ではない)私としては、ちょっと首をひねってたんだけど、もちろん友達二人は相手にしてくれなくて「あんた好きだよね」くらいで流してしまうのだ。
 でも、あとでデルフィにツアーで行ったときに、ガイドさんが教えてくれたことで、ちょっと分かった気がした。クノッソスの水路は世界で始めてのエアコンだったのよ、って。そう、だからこそ、まっすぐ伸びてるんじゃなくて、寄り道してしまう造りになってたのだ。流れる水で、気温を調整していたのだ。私はいたく感心して、非常に満足した。なんかこう、勝ち誇った気分っていうか(笑)

水道設備…

〜水道設備。人物は比較。〜

 あと他には、おそらく日曜日で管理人がいないところがあって、鍵がかかって見れないところ(女王の間の辺り?)があった。ガラス張りで壁を保護してあったのが見えたから、よほどのものがあったと思うんだけど、もうこれは入場料タダの代償として悲しく受け止めるしかないのでした。う〜。

入れなかったところ

〜管理人不在で入れなかったところ〜

 10時前くらいだったけど、イラクリオンに戻って博物館へ行った。団体さんばっか。フランス人、スペイン人…。ガイドが話し始めると動いてくれなくてジャマ。ガイドがどっかへ行っても、写真を撮りたい人たちが残ってるし!

フェストスの円盤

〜フェストスの円盤〜

  ミノア文明あたりの出土品は結構デザインとかも細かくてかわいいのが多かった。大理石で巻貝を作ってあったり、今でも使えそうなデザインのマグカップやコーヒーカップ(取っ手つき)とかはよかったな〜。古いものの方が精巧なものがあった。フェストスの円盤とかも古代文字がかわいかった(文字好き^^)。
 こういうのを見るときは、好きとか嫌いとかの好みとかで見るんだけど、小さいわりに、ここの博物館は面白かった。目玉になってる牛の像とかも迫力があってよかったし、教科書で見るような壺とか、あんなに大きいとは思わなかった。結構オススメ^^ 何より、クレタの博物館はちゃんと開いてたんだよ! どこもかしこも博物館を閉めてた、オリンピック前のこの時期に! これは、賞賛に値すると思うわ。

 さすがに朝から歩き回ってると足は疲れておなかが空いた。もう最後はへとへと。ベニゼル広場まで戻って、スブラキピタを食べた。凄い量! 

 スブラキっていうのは、アラブで言うところのカバブで、肉の串焼きなのね。相棒がずっと「豚! 豚がいい!」って言ってたんだけど、最初なんでか全然分からなくて、羊おいしいのに〜と思ってたんだよ。ところが、"スブラキってアラブのカバブだ"ってちゃんと認識したときに「豚のスブラキ」を「豚のカバブ」って置き換えてみたら、至極きっぱり納得しました。そうだよ! アラブで豚のカバブなんてありえないんだから! イスラム教でないギリシアでしか、ありえない中東料理なのでした。そーか!

 …話は元に戻って、ここでフラッペを砂糖入りミルク入りにしてもらったんだけど、これがちょうどよくて凄くおいしかった。お客さんであふれかえってるのが分かるというもの。

 でもね、友人二人は、私がおいしくなさそうな顔する、って言う。「だって、食べてる途中で苦しくなって来るんだもん(旅の最初は日本サイズで胃が小さい)」って返したら、「いーや、malkaはおいしいって言わない!」って相棒に断言された。そんなことないって。あんたの反応が過剰すぎるんだよ。あんたはおいしかったら「んま!」って叫ぶけど、私は控えめに「おいし」って言ってるだけやんか〜! でもSが賛同してしまったため、多数決で私はおいしいって言わない、おいしそうに食べない、ってことにされてしまった。なんか違う、くやしい。

 それから教会を見に行ったんだけど開いてなくて(日曜なのに?)、Sがまだ見ていないヴェネツィア砦まで行った。私とTは外で猫と遊んでた。

ずぶぬれの猫

〜ずぶぬれのクレタ猫〜

 一回ホテルに戻ってトイレを借りて、ぶらぶらしながらカフェ探し。その最中、布!を見つけてふらふら店に入ったら、寄り道だとうるさくいってた二人がついてきて、私の布好きにいつもうるさく言ってるTまでもがお気に入りを見つけてきゃあきゃあ騒ぎ出す。だって、ほんとにその店、品揃えがよかったんだもん。

 布といっても私が見るのは、民族衣装も含め、カーテンやテーブルクロスになりそうな布から結構幅広い。とにかく布! 日本で買わずとも、海外へ行ったら特色ある布を買って帰るのが好き。

 ものすごくかわいい壁飾り用のレースつきのがあったんだけど、ハンドメイドで100とか150とか300とかするの!! もうものすごく気に入ってかわいかったんだけど、さすがに今それだけ払えないので、母の土産にとクレタの伝統的デザインとかいうテーブルクロスだけ買って諦めた。
 でも、3人が3人とも買い物したから、色々と広げて見せてくれ丁寧に説明してくれたお姉さんも、よかったんじゃないでしょうか。Tはレースのテーブルクロスを、Sはオリーブ柄のを買ってた。
 帰り際、私が悔しそうにクレタ伝統柄のハンドメイドのを見てたら、お姉さんが「あれは結婚のときに男性が女性に贈るのよ。凄くいいプレゼントでしょ。(欲しければ)クレタで結婚しなきゃ!」といわれた(−−; あーうぅ。ちなみにこのお店も、エルグレコ公園からOTEの横の道を入った方面にあった筈。

 それからクレープを食べにいったんだけど、さすがギリシアサイズ。でかい! TとSはぺろりと平らげたんだけど、私はもう口の中が甘ったるくてムリで残しました。「あんたはちっともおいしそうに食べないからつまらん」とTにまた言われた。だってぇ〜!

ギリシアサイズのクレープ

〜ちっともおっきく見えないね〜

 んで切手を買って、郵便局前のポストから出す。エレフテス(自由)広場の屋台が全部開いてて、何かと思ったら本屋だった。私、本屋も好きです^^ それで、とりあえずぐるりと回って、料理本の薄い冊子を買った。「Αυτό, παρακαλώ(アフト・パラカロー:これください)」って。こういうときにギリシア語使わないと。

 ちょうどいいくらいの時間になったんで、途中晩御飯を物色しながら、ホテルまで戻る。一軒のパン&ケーキ屋でミニパイを詰め合わせてもらう。「I want a half kilo of these mixed.」とか言ったら通じた(笑)この英語、あってるの? 適当で何とかなった。よかった。わりとお客さんいたから、ギリシア語なんてゆっくり使えなかったからね。
 そこのケーキとかがうまそう〜!って、Tが。食欲大魔神T(命名はアンダルシア旅行で知り合った友人)が。「もっと早くあの店を知っていれば!」と地団駄踏んでたけど、何回も通って「(持ち帰りだから)ここじゃ食べれないねー」って言ってたでしょうに。ちなみに、ベニゼル広場からエレフテス広場までの道沿いにあります。

 ホテルでまたトイレを借りて、エフハリスト!(ありがとう)って言って荷物を抱えて出る。もう空港へ行くのはバッチリ! てゆーか、イラクリオンの主要な道は押さえたよ。市場は二日とも閉まってて悲しかった。

 空港にて、チェックインも無事済んで、私は一人で日記かきかき。後の二人はDuty Free Shopをみにいった。(だからこの日の日記は異様に長い)

 指定のGate 5はアテネ行きとロードス行きが共通になっててややこしい。ほんとに小さい空港なんだよ。隣の人のチケット覗き込んだらアテネ行きって書いてるし。バラバラだ。「ロード、パラカロー」ってお姉さんが呼んだんで出て行った。呼称のとき格変化によって「ロードス」は「ロード」になる。TとSだけなら聞き逃したかもしれない。国内線って恐ろしい。

ミニパイ半キロ

〜ミニパイ半キロ。いただきまーす〜

 今回のプロペラ機は、サントリーニへ行ったときより小さく、9列×4席+補助席1席=37席しかなかった。でも、サントリーニ行きのときみたいにオレンジジュースだけとかじゃなく、今度は水・ジュース・コーヒーが選べた。
 私とTは二人でミニパイを4つずつ食べ、粒入りオレンジジュースに満足。

 ロードスに着いたら、まだあったかい。20度はある。どんどんあったかいところへ行ってるみたい。植生がクレタとちがーう! 茂ってる、すごーい!

 バス停でバスを待ってたけど、夜で暗いし、来そうにないので諦めてタクシーを捕まえる。捕まったタクシーは既に先客あり。乗り合いで、先客を降ろしてから旧市街入り口へ。タクの運ちゃんが「スペシャルプライスにしてやる、10ユーロだ」って言ってた。ギリシアは乗り合いにしたとしても割り勘にならない。でも、このときは「スペシャルプライス」の意味が分かってなかった。帰りのタクシーでようやく気づくことになる。

 町並みはすっごくキレイ。マルタより中世〜って感じが素敵(そらそうだ、マルタより古いんだから)。暗い夜道の石畳を宿まで駆けていく間、町並みがすごく楽しい、ってずっと思ってた。

 ペンション・ミノスってところへ転がり込んだとき、皆さんは赤ちゃんをあやしながらのお食事の最中だった(ペンションは家族経営)。それでも、掃除?改装?しかけの部屋を空けてもらった。準備できてなくて埃がいっぱいあったので、拭いてちょっと掃除。でもかなり広くて居心地は悪くない。たてつけ悪いけど。

 さーて、寝よ寝よ。

5/3へ続く

本日のお買い物

〜参考程度〜

宿1泊分(三人) 44.00E
クノッソス行きバス 片道一人分 0.90E
クノッソス宮殿 入場料(日曜) -----
朝食 ほうれん草パイ+ジュース(3人で) 6.20E
お茶とクレープ3 12.80E
イラクリオン空港行きバス 片道一人分 0.65E
ミニパイ詰め合わせ 半キロ 4.00E
料理本冊子 一冊 3.00E
ロードス空港から市内へタクシー(special) 10.00E