ギリシア旅日記ロードス島2日目

ハト

〜水飲み鳩さんたち。〜

アナログ接続の人に優しくないページです、ごめんなさい

5/4 今朝はまずシャワーから。

 ハンマームの準備〜♪って私がうきうき支度を始めてたら、シャワーから出てきた相棒Tが「着替えがないから行けない」と宣言した。だってあんなに楽しみにしてたのに、着替えがない(洗濯できてない)くらいで、と思ったので「えー。どっかで買ったら?」とかなんとか会話しているうちに、Tがどんどん無口になってきて……。な、なんか、イラついてる?

 「私あと30分は(準備に)かかる」って彼女が言うんで、Sと二人で朝ご飯を買いに出かけた。そう、それこそ逃げるように。SはTの苛立ちを感じつつも、どうしていいかわからないし、たぶんどうしてイラついてるのかも分からない。だから、大丈夫?ってな目で見られた。
 たぶん、何か怒らせたんだろうから、これはもうやることは決まってる。とにかく、彼女が昨日から食べたがってるはちみつヨーグルトを手に入れねば!! 朝はとにかくお店が開いてない。ピタゴラス通りを抜けて、ソクラテス通りまで遠出をして、なんとかはちみつヨーグルトとジュースを手に入れた。ふくろうの水場のところに、昨日も見た青果のトラックがいたので、オレンジを1キロ買う。ロードス産って言ってたから。でも予想よりちょっと多かった(−−;
 それから宿の近所のパン屋でクロワッサンとレーズンパンを買って宿に戻ったら、Tも落ち着かせてくれたようで、「なんでこんなに買ってきたん?」とか軽口叩かれながら、清々しくごはんができた。

 共同で旅行するときは、適度にイライラ解消していかないと駄目だ。そう思った。特に私、無邪気にもしくは無意識に人を傷つけてることがあるので。

 ごはんのあと、宿の人を起こして荷物を預かってもらう。騎士団長の宮殿まで、ピタゴラス通りを使わずに別の道を通っていく。裏道? だって、この旧市街の中全体を楽しみたいからね。

旧市街の一シーン

ロードス旧市街の一シーン〜

 そういえば、騎士団長の宮殿って昨日の日記からいってるけど、騎士団が何かをさらりとも説明してなかった(−−; これは、中性にできた宗教騎士団のひとつで、聖ヨハネ騎士団、ロードス騎士団、マルタ騎士団などと呼ばれてる。十字軍の主要戦力であったりする。興味のある人はそのへんの名称で検索したらすぐ出てくる筈。で、ロードスに拠点の置いたのはイスラム勢力に押されてのこと。このロードスでもオスマントルコ軍と戦うんだけども、結局破れて、次はマルタ島へと拠点を移すのです。
 この騎士団は、ヨーロッパ各国の騎士が参加しているんだけど、騎士団長っていうのは、別にどこの国の人って決まってる訳じゃなく、代替わりするわけです。

騎士団長の宮殿の入り口

騎士団長の宮殿の入り口〜

 騎士団長の宮殿は6E。ガイドブックの値段の倍。いきなり値上がりしたの? オリンピックだから? 分かってたけど、マルタの騎士団長の宮殿より質素(ロードスからマルタへ移った騎士団は、派手になっていったから)。質素剛健ってかんじで、装飾がほんとに少ない。しかも、見れる部屋が少ない!
 でも面白かった。観光って感じがしたし。でも、明らかにそこを通らないと先へ行けないのに「(モザイクを)踏むな」って書いてあって、足の短い人はどうするのよ!って思いながら跨いだのは、あんまりよくなかったなぁ。せめてガラスを敷くとか対策立てて欲しかった。

ラオコーン像

〜ヴァチカンに贈られたラオコーン像の複製〜

一室

〜質素な部屋でしょ〜

マルタ十字

〜これがマルタの変形十字。かわいいから好き〜

6人のミューズ

〜6人のミューズ〜

 外へ出てきたら、制服の集団が並んで説明を受けているところでした。なにこの集団は?! しかもときどきカメラを構えて観光している制服がいるし! 警察? 公務員? あなたたちは何?!

警察の研修??

〜警察の研修?と思うほどの集団〜

 それからうきうきで考古学博物館へ行ったら、6月まで閉まってるらしい!! またか。オリンピックに向けて改装でもしてるんか、終わるっていうんかー!!

騎士団長の館の前の道

〜騎士の道。中世の馬が走っていきそうでしょ〜

 というわけで、装飾博物館も見て(ちっちゃかった!)ぶらぶら葉書を買って、12時頃になったんで、昨日のタヴェルナ・コスタスへ行った。一番乗り〜ってな感じで。だってまだ掃除してる人がいたもん。

 昨日のお兄ちゃんじゃなく、陽気なおじさんが対応してくれた。でも、メニュー間違えてもってきたり、ちょっと張り切りすぎ。テーブルクロスに描いてあるロードスの地図を指さして、私の故郷はココ!とか教えてくれたり、でもユニークなおじさんだった。
 昨日のお兄ちゃんが後から出てきて「また来たのー?」って。

ヨーグルト

〜ヤウルティ・メ・メーリ。濃厚な琥珀色〜

 ムサカ、スブラキ、メリジャノ・サラダ(ナスのペーストのサラダ)を食べて、最後にヤウルティ・メ・メーリ。私にとってあれはヨーグルト・ウィズ・ハニーじゃなくて、ヤウルティ・メ・メーリなので、そこだけギリシア語で注文してしまいました。ギリシアのヨーグルトにギリシアのはちみつ。それでなきゃ出ない味なんだもん。ここのはちょっと酸味があって、それもまたおいしかった。
 でもかなりゆっくり出てきたので、もう1時間半くらいかかってしまっていた。Tの気が変わったとしても、ハンマームにいってる暇はなかった。館に戻って、城壁ツアーに行かねば!

 騎士団長の宮殿に戻って城壁ツアーのスタートを待つ。毎回思うんだけど、三人で別々のガイドブックを持ってきたら、どれもこれも正解と違う金額や時間を書いてたりする。これって、ころころギリシアでの値段や時間が変わるってことなのか、それとも調査が適当なのか…。とにかく私のガイドブックには4E,別のガイドブックには3.5Eと書いてあった値段は6Eになってた。きっとオリンピックで値上がりして、チケットを新しく作る余裕なくて、宮殿のと同じデザインのを使い回ししてるんじゃなかろうか…。

城壁を歩く

〜城壁を歩く〜

 ツアースタート。宮殿の横手にみんなが集合して、時間と共に門が開く。相棒Tは、エルサレムの城壁はタダなのにーぃ!と、値段の高さにキレていた。ガイドブックの値段からかなり上がってるしね。町の中はちょっとエルサレムに似てるらしい。

城壁

〜城壁の外〜

 でも私は、ちょっとアラブちっくな町を城壁から見下ろす。庭の隅のゴミ溜めとか(見えないところに追いやるんだよね)が非常にアラブちっくだ(笑)
 港や時計台とかもキレイに見えたし、城壁の外の城壁の造りや堀なんかも見えたし、赤い花が空の色にとても映えていてうきうきできるお散歩だった。私は城壁の隙間に体をはめ込んで(笑)、落ちないように下や外を見てた。

城壁から見た家

〜城壁から見た黄色い家〜

堀のかんじ

〜城壁へ向かう道と堀〜

 ツアーの終わりは曖昧。城壁をたどっていくと下り口があって、そこを下りたらおしまい、って感じだった。

 城壁を下りてから、カフェを探しに向かう。昨日、バクラヴァ(アラブ風にはバクラワ)を食べたので、今日はカダーイフィを食べたかったのだ。でも、今が観光ハイシーズンでないからか、メニューにあっても今は置いてないっていうところが多くて見つからない。なぜにー! 探しながら、私は布を買う。

ピタゴラス通りの入り口

〜ピタゴラス通りの入り口〜

 諦めた頃に、レストランの勧誘のお兄ちゃんに「We want sweets」って言ったら「sweets ? no food ?」「No food.」「OK, sweets....Baklavas,kadaifi...」って! 勿論すぐに「あるの?!」って飛びつきました!
 グリーク・コーヒーも頼んだんだけどなかなかカダーイフィが出てこない。きっとどっかに買いに行ってるのよ! ほんとにアラブじゃないのー!

 出てきたカダーイフィは、カリカリしてなくて、かわりにシナモンがかかってた。蜜が甘い。おいしいんだけどギリシアサイズででかくてくどい甘さ。やっぱりシリアで食べた表面カリカリの「鳥の巣」がいいなぁ。あっちのほうが私は好き。

カダーイフィとグリークコーヒー

〜カダーイフィとグリークコーヒー〜

 カダーイフィはココナツのお菓子。中にナッツが入ってる。主なのはピスタチオ。それがやっぱりおいしい。このココナツがカリカリしてたらもっともっとおいしいのに。グリークコーヒーは、いわゆるトルココーヒーで、沈殿式。トルコの支配が長かったギリシアだから、やっぱりコーヒーはこれ。

 お茶してるとき、目の前の電話BOXで電話してた観光客のお姉ちゃんのTシャツがあまりに派手で目がとまった。なんかのコミックのキャラクターのどアップで、上の方にエースAって書いてて、裏も表もそんな派手で、「うおっ、あんなもん着てるーっ」。私より格段に目がいいSが更に文字を読み、そのコミックを限定する。「×月×日(木)発売って書いてるで、すご」。どうも、そのTシャツは、コミック雑誌の表紙から取ったものらしい。だからって、発売日まで印刷するのか・・・。誰やろ、あんなTシャツ作ったの。外国人オタクって凄い、と思った。

イポクラテス広場

〜イポクラテス広場。このポストから葉書出したよ〜

 それから宿へ戻る途中、ソクラテス通りで、私が買ったのと同じ布が更にお安く売ってて、Sが買う。まぁいいか。気にしないでおこう。

 さっさと宿に戻って荷物をとってバス乗り場に向かうも、次のバスは18:35、それはムリ。飛行機にはキビシイ。というわけでタクることに。晩ご飯にバス停横のトルコマーケット枠内のお店でギロピタを買うことにした。
 「テイクアウトでお願い」って言ってるのに、「ここで食べてけ」っておっちゃんに言われる。

 「Where are you from ?」「Japan.」「?」 なぜか通じなかった模様。仕方ないので、「Ιαπωνία(ヤポニーア:日本)」って言ってしまった、のがいけなかったらしい。おじさん「Ιαπωνία ! Μιλάτε Ελληνικά ?(ミラテ・エリニカ?:ギリシア語を話すのか?)」と返してきた。 私はギリシア語のNoYesも知ってたけど、「Non」と返す。「Italiano ?」ここで、英語じゃなくフランス語で答えたからイタリア語か、なんて聞かれるんだと思って、今度は「No」。 なのにおじさんときたら、「Oh, I'm from Swetzerland!」とか言い出す。ハイ??
 そしておっちゃんがミラノを経由し、他の島を経由してロードスに来たんだと語られ、そしていきなり、「French ?」容赦なく私を指さす相棒T。おっちゃん再び「French ?」、仕方がないから「「un peu.(アンプ:少し)」。
 するとおっちゃんは更に饒舌になり、娘と孫は仕事で日本とやりとりがあるんだとか、インドに行ったとか、窓は100m走で一位になったことがあるんだとか、ギロができあがるまでずーっと話してくれてて。「働いてるのか?」「どこに住んでるんだ?」になり「何してるんだ?」「Je suis programmeuse.(プログラマだよ)」「Oh, computer.(※英語)」「Oui, ordinateur.(そう、コンピュータ)」、おっちゃんが答えて「オペラやフットボールは分かってもコンピュータはさっぱりだ」と首をすくめた頃、ようやくギロが出てきた。

 おばちゃんができあがったのを紙に包んでくれるんだけど、うれしくない。相棒Tが「Do you have a bag ?」ってきくけど、反応なし。聞いてないのか通じてないのか。だったんで、「「Vous avez un sac ?」と同じコトをフランス語で言ってみたら、今度はちゃんとビニール袋に入れてくれた。役に立ったんだろうか??

ピタゴラス通りの土産物屋

〜ピタゴラス通りの土産物屋〜

 タク乗り場でタクシーを捕まえて「メーターで」ってお願いしたら、「Fixだ」って言われた。一昨日ここに来たとき「スペシャルプライスだ」って運転手が言ってた意味が分かった。運転手に料金表を見せられ、結局12Eでいくことに。でも、「hurry up, please!!」って言ってもトロトロ動いてるんで、旅の指さし会話帳に書いてあったとおり「グリゴラ・パラカロー」とやってみた。会話帳には「急いでお願いします」って書いてあったけど、どういう意味の急ぐ、なんだかサッパリ分からない。それでも運転手は「グリゴラ・・」と薄く笑ってむちゃ急いでくれた。英語分かってないのかな、おっちゃん。

 空港に着いてチェックイン。まではよかったんだけど、ゲートがいつまでたっても分からない。その間にジュース買ってきて、ピタを食べる。搭乗15分前になっても表示されない。我々はアテネのホテルや観光計画を練りながら待つ。

 10-5分前になってようやくアナウンスが。ぞろぞろ人が移動する。ゲートへ行ったらそのままチケットをチェックインして、歩いて飛行機まで行った。今度の飛行機はちょっとおっきい。3列-3列のシートだ。機内サービスはなかった。

歩いて飛行機へ

〜歩いて飛行機へ〜

 アテネの空港からのバスはすぐに見つかって、チケットを買い、スタンプを押して乗り込む。かなり人でいっぱい。後ろ向きに乗ったまま、高速に乗って1時間くらい、コツコツTに頭をぶつけながら寝てた。

 シンタグマ広場に着いて、さっき決めたばっかりの目的の宿へ行くと、そこは工事中で引っ越ししていて、地図を見ながら移動した。部屋もまぁまぁよかったんで、朝食付き1泊60E。シャワーはお湯沸かしタイプ。ちょっと狭い。
 洗濯はいっぱいしてベランダにこれでもか!って言うくらい干した。風が強い。飛んでいかないか心配だけど、きっとよく乾く。
 雨降らないで、晴れてねー。ちょっと雲が心配。飛行機で雨雲をたくさん追い越してきたから。ギリシア以外のヨーロッパは、どこもかしこも雨みたいだった。

5/5へ続く

本日のお買い物

〜参考程度〜

ヨーグルト3+ジュース3 7.30E
オレンジ1キロ(3つ) 1.50E
パン3 2.20E
騎士団長の宮殿 入場料一人分 6.00E
装飾美術館 入場料一人分 2.00E
ヨーグルト3+ムサカ+スズラキ+メリジャノサラダ(チップ別) 33.00E
城壁ツアー 一人分 6.00E
カダーイフィ3+コーヒー3(チップ別) 24.00E
空港までタクシー 12.00E
アテネ空港から市内までバス 一人分 2.90E
宿2泊分(三人) 120.00E