暮らしてみよう!
住居を探す:
ホテル暮らしからの脱出は早いほうがよいです。朝の7時頃から起きて、まず新聞(La press)を買いに行きましょう。その前に用意するのは地図です。地名を頭に入れておかないといけません。
1年くらいの滞在であれば、家具付きの家を探した方がいいと思います。家具付き(meuble)は家具なし(vide)より高く、最低ランクでも200DT以上します。一人もしくは二人で暮らす場合、300DTくらいはすると考えた方がよいでしょう。
テュニスの市街地から通える範囲の地名:LAFAYETTE(ブルギバスクールの近所)、同じくBELEVEDERE、MUTUELLVILL(大使館の近所)、EL・OMRANE、CITE・JARDIN、CITE・KHADRA、EL・MENZAH、EL・MANAR、ARIANA、CITE・OLYMPIQUE、BAB・EL・KHADRA、BAB・SAADOUN、BARDO、CITE・ZOUHOURなど。市街地の方は、単に通りの名とTunisと書いてあるだけだので、地図で通り名を確認しましょう。もしくは場所について単に「centre ville(c.v)」などと表記してあることもあります。これはテュニス中心部を指します。但し、車を持っていない場合、交通機関の便利なところとそうでないところがあるので注意が必要です。
appartment
offrirの項目を見て、自分の条件に合う物件を探します。見つけたら即電話でアポを取り、早めに訪問してチェックします(もしくは直接行くという手があります)。電話は、ホテルの従業員などに頼んで、聞き取ってもらうのも良いでしょう。こちらの言うことが通じても相手の言うことがさっぱり分からないというのは、ままあることです。基本的に英語は通じないと思った方がよいでしょう。同じ項目にいくつも物件が並んでいるのは不動産屋のものです。不動産屋を介すると手数料が取られたり、値段を交渉できなかったりするので、あまりお薦めできません。
家は、夏のことを考えて、最上階や地階(日本の1階)を避け、なるべくなら左右両側に家がある方がよいでしょう。西日が当たらず、それでいて陽当たりが良ければいうことはなし。冬のことを考えて、余りに風通しの良すぎる家は考え物です。
家のチェック項目です。まず、家の環境と安全面や水回りを確認します。鍵は壊れていませんか? 窓には格子が付いている方がよいと大使館でいわれますが、そのような家は地階以外では少ないので、自分で鍵を付け替えることが可能か、閂が使えたりするかなどをチェックすると良いでしょう。テュニジアの水回りは信頼性に欠けているので、必ず蛇口をひねって水が漏れていないか確認した方がよいでしょう。トイレも水を流してみて、勢いよくシャーっと流れるようであれば心配ありませんが、ジャジャーと見える程度の流れであれば、紙は流さない方がよいでしょう(詰まるおそれ大)。
洗濯物を干す場所はありますか。ベランダなどで上階からの水を受けてしまうということはありませんか。屋根があるところがベストですが、そうでなければ雨季である冬の洗濯を考え、室内にものを干せるスペースが作れるかをチェックしましょう。紐を張れるように釘を打ち込める場所があれば大丈夫です(但し、大家が神経質は人の場合、釘を打ち付けたりすると怒られます)。
あとのチェックは人それぞれですが、ものを隠せる場所・鍵の掛かる場所があるかどうかは見ておいた方がよいでしょう。交通機関の確認も忘れずに。
もし、故障がどこかにあってそれを大家が自腹で直す場合、そこに決めたいのなら、故障が完全に直るまでお金は払わないと宣言する必要があります。でないといつまで経っても直りません!
電話を付けたい場合、最初から電話線がなければ自分で加入する必要があります。これにはVISAが必要ですが、後述するように近頃VISAの取得が難しくなっているので、大家の名義で電話を引くか、はじめから電話のあるところを選ぶようにすると良いでしょう(仕事で滞在する場合はそういう心配もないと思いますが)。新規加入の場合、150DTが必要になり、設置に最低15日は掛かりますが、1ヶ月以上待たされる可能性は大です。
物件が気に入ったら、即OKを出します。待ってもらうことはほとんど不可能で、新聞を見ても翌日と同じ物件が残っているというのは少ないです。翌日と同じ物件が残っていれば、その物件について交渉の価値はあるでしょう。
契約する:
物件が決まったら、大家と契約を交わします。これはアラビア語もしくはフランス語で記入することになります。
家賃は日割りで計算してもらうか、契約終了月の同日までの契約にします。契約書には普通、付属の家具も記入します。保証金がどれだけの額になるかは、大家が決めます。1ヶ月分か2ヶ月分の家賃をそれに当てます。最終の月の分をその保証金で賄うのか、保証金は最後の日に帰ってくるのか、確認をしておいた方がよいでしょう。
契約書が出来たら大家と一緒に市役所へ行き、契約書を公文化します。このとき、コピーをいくつか公文化しておくと便利です。この際に必要な手数料(枚数が少なければ1DT)を大家が払うか自分が払うかも、確認しておくと良いでしょう。
VISAをとる:
ここでは学生VISAについて説明をします。
まず必要なものは、在学学校の在学証明書です。これがなければ話になりませんが、一番の難関はまずここと言えます。というのも、VISAがなければ発行しないというおかしなことになっているからです。あらかじめ日本から在学許可証をもらっておいて、その証明書を使うという手もありますが、厳しくなっているのでその程度では誤魔化されてくれないかもしれません。
銀行口座の証明。これはつまり財源があることの証明ですので、銀行に口座を作ってそこにいくらかの額を預けておき、預金証明をもらいます。しかし、学生の場合、口座開設を断る銀行も多くなってきているので、どこでやっても駄目なら大使館に相談に行くのがよいでしょう。
あとは、賃貸契約書・写真を何枚か・パスポートのコピー・入国スタンプのあるページのコピー・警察によっては大家の身分証明のコピーなどが必要になります。いずれも警察や人によって言うことが違うので、最寄りの警察に行って確認する必要があります。
これらの書類を全て受け取ってもらえたら、一ヶ月後にVISAの発行ということになります。仮VISAを受け取って下さい。一ヶ月経ったら請求に行き、印紙を15DT分(どこで買うかは教えてもらえます)買って、渡します。
※2001年冬の情報では15DTが20DTに値上がりしたそうですが、ボラれた可能性もあるので何とも言えません。
しかし、ここにたどり着くまでにあらゆる手持ちの書類を公文化する・・という手間にぶつかる人もいるかもしれません。こればかりは運の勝負ですので、気合いで頑張って下さい。
また、3ヶ月ごとに海外へ出るなら基本的にVISAは必要ありません(学校へ行こう参照)。VISAを持っていると、チケットがレジデンス価格で買えるというお得がありますが、これもTUNISAIRを常に使うのであれば買うときに証明を要求されないので、VISAがなくてもうまくすればレジデンス価格で購入可能です。VISAを持っていると出国する際に出国税が45DTかかりますので、これを免税してもらうのに、在学証明書とパスポートのコピーを持って、マリ通りのオフィスへ行かねばなりません。
VISAを取るか取らないかは、あなたの生活次第です。
在留届を出す:
家が決まったら、3ヶ月以上在住の場合、大使館に在留届を出しにいかねばなりません。
大使館の住所は以下の通り。
9,Rue Apollo Y,CITE MAHRAJENE 1082 Tunis (BP.163)
TEL:(71)791−251
(2001年10月から市外局番が変わりました)
暮らしのアドバイス:
困ったときは大使館に相談するのが最終手段ですが、あまりぼろい家に住むと次のような助言が必要になるかもしれません。
電話がおかしい・・・電話がつながりにくいなど、回線が変!と思ったら、110番してみて下さい。ここはコミュニケーションを扱う省庁のSOSセンターになっています。直接訪問するなら、テュニスの中央郵便局の裏になります。
電話代の請求書が来ない・・・郵便事故に遭っている可能性があります。基本的に3ヶ月ごとに請求が来るので、あまり来ない場合は自分でTUNISIE・TELECOMの窓口に行って下さい。電話代を溜めてしまうと(200DTくらいまでは大丈夫)、回線を止められます。お金を払いに行って前の住人が溜めていた請求書を見つけてしまっても、自分の貯め込んだ月の分だけ払えば問題はありません。請求書は3ヶ月ごとの単位で出してくれます。
水道代がおかしい・・・そんなに使ってないのに料金が高い!(一人で3ヶ月6DT程度、二人で10DT前後)と思ったら、メーター故障の可能性があります。水道代は使えば使うほど高くなる反比例方式ですので、放っておく手はありません。早速最寄りのSONEDE(水道会社)に行って、検査を依頼して下さい。6DTかかります。検査で異常なしと出ても、検査の間に付け替えられた新しいメーターがそれ以後も使えますので、これはメーター交換手数料と考えた方がよいでしょう。
また、水道代を払わないでいると1ヶ月で止められますが、請求書が来たあと1ヶ月の間は調査できます。おかしいと思ったら大家に訊いてみるのもよいでしょう。
電気・ガス代がおかしい・・・たまに、前回払ったはずの電気代がまた加算されていたりしますので、これはSTEG(電気・ガス会社)まで確認しに行ってください。
あとはご自分で生活を楽しんで下さい。Good Luck!
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