南仏旅行の記録　ニース散策

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　朝、目覚ましと共に起きる。

　朝食はカフェ／テ／ショコラのどれかとフランスパンとバターにジャム。おかわりは自由。泊まり客の一人とフランス語で話をしていたら、なんと彼はテュニジア人だった。こっちで働いてるらしいけども、ハマメット出身だと言ってた。なんかびっくり。
　ここのユースは朝食の時間が短い。８時から８時半だなんて、みんな一堂に会するんだよ。信じられない。まあ所詮今の時期は１０人もいたらいい方だけどね。けど、８時半に近くなると、シャッターを全部開けてくれて山の展望が綺麗に見えるようになった。

朝の清々しい風景。 ユースは山の中だから空気もいい。 これは部屋の窓から撮ったもの。

　バスには乗らずに歩いて降りていくことにした。二人だから退屈することはないし、途中に美術館とか遺跡らしきものもあるしね。

あんまりかわいかったんで撮ってしまった。 見て見て！　歩けの青のマークが「ＥＸＩＴ」みたい・・・。

　公園を歩き、教会へ入り、なんだかすごくのんびりした散歩みたいだ。遺跡はちっぽけでつまんなかったし、マチス美術館へ行ったら火曜日は休みだったので、そのまま市街地まで突っ切っていくことにした。

　適当に歩いていったら、海岸に着いた。は〜あ、地中海の反対側へ来たよ！　この海の向こうがテュニスなんだよ。すっごく変な感じがする。
　海岸をしばらく散歩する。で、こういう市が出てたりするんだよ。

クリスマスツリーを売る市 いろんな大きさのもみの木やヒイラギ（赤い実付き）・ヤドリギ（白い実付き）などの飾りにする植物を売ってた。 やっぱしクリスマスはこれがなきゃ始まらないもんね。

　旧市街の市場をうろついてバナナを買う。テュニジアの半額！　やっぱりテュニジア、バナナだけは高いよねぇ。。。（だからって国外へ出るといつもバナナを買ってしまう私。ケド日本にいるときはそんなに食べない）

市場もすっかりクリスマス色に染まってる。いい感じでしょ。 クリスマス菓子の中に、テュニジア菓子発見！　進出してます。さすがは南仏、アラブ人が多いだけのことはあるね。

市場で見つけたお菓子屋さん 家の形がとってもかわいい。 クリスマス菓子！って感じがするもんね！

　お昼ご飯は、パンなんかを買って、海岸で摂ることにした。っていうか、場所がなかったのよー！　カップルがいちゃついてるところはとりあえず避けて（我々も一応男女の組み合わせだから見ようによっては恋人同士かもしれんが、うにゅ〜）、ぼんやり海を見ながら食事する。

　今日一日美術館はお休みとあっては、うろつくしかない！ので、散歩することになった。旧市街は歩いてみないことには始まらないしね！
　旧市街の中は楽しい。旧市街ってどこも似たような雰囲気を持ってるのね。狭い通りにお店がひしめき合ってて、活気がある感じ。なんだかシリアで見た旧市街のキリスト教地区を思い出した。
　ここでテュニジア菓子の店発見！　連れが一度食べてみたいというので、マクルードをお薦めしてみた。中で買い物してる人はやはりテュニ人で、テュニ語が飛び交ってる。ヤだヤだ、私はテュニ語は喋らないぞ（いや、脅かしてやっても面白かったんだけどさ。びっくりするよね、フランスで日本人がテュニ語なんか喋ったらさ）。

　スーパーへ入って洗濯洗剤を購入。旅行用のチューブを売ってた。でかいけどチューブっていうのは便利だ。
　お菓子屋の誘惑を避けつつ（バナナ買ったのに、ケーキは駄目ぇっ）、旧市街を出てバスターミナルへ。明日のモナコ行きをチェックしなきゃ。郵便局へ行ったけど、記念切手がなくて残念。

　ファルマシーで、ふき取り専用の洗顔料を買う。だって、もう今朝から顔洗うのが大変なのよ。テュニスは今年寒くないから大丈夫だったけど、ここへ来たら温度差が堪えて一気に肌荒れ。しみるったらありゃしない。Avèneさまさま（化粧品メーカーね）。しかも、フランスで買うと日本の３分の１くらいの値段！　ヨーロッパで買い物しまくって帰る旅行者の気持ちがちょっと分かった・・・

　本屋をチェック。買いたいテキストがあるのだ。授業中に先生に見せられて、「テュニジアには売ってないわよ」って言われたんで、絶対買ってきてやる！って決めてたのだ。

観覧車よ、観覧車！ 日本の観覧車はゆっくり動いて、一組ずつ人が乗っていく間も動いてるんだけど、海外は違う・・・。一回で人を全部乗せてしまってからぐるぐる回るのだ。なんか違うー。 乗りたかったけど、時間のあるときにはここに来なかったから・・・

　そして本日の夕食は中華！　テュニジアじゃ絶対食べられません！　だって中国人がやってるわけじゃないものねぇ・・
　テイクアウトのお店で買って、そのままそこで食べる。るん♪　こうしたら安くておいしく食べられるのダ。久々の味がおいしー☆

　暗くなった帰り道、一方通行の多い中、バスの通る道を探す。大通りに出て「ここ通ったっけ？？」と確認してる間に前方からバスが。「あ、１５番！」の声と共に、反射的に手を挙げてしまった私。普通にバスは停まってくれて、乗ってしまってから気づいた。・・・あ。あそこバス停じゃなかったよ・・。停まってくれてありがとう、運転手さん・・・。

　お腹は満足したし、散歩にも満足した。観覧車に乗り損ねたのがちょっと心残りかな・・。だってさ、一人じゃないから乗ろうと思えばカンタンに乗れるんだよ。一人だと恥ずかしくて乗れないじゃない・・・

　今日は水で顔を洗わなくてもいいので嬉しい。明日は筋肉痛かなー、とか思いながら日記と葉書を書いて、おやすみなさい・・・

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